■第2回定期公演『真夏の夜の夢』

2014年3月15日&16

原作:W・シェイクスピア

構成・演出:加納朋之(文学座)

制作:佐藤尚子(青年劇場)

 


■公演プログラム

 

演出 加納朋之(文学座)

 

今回で2回目を迎える「燦」公演はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」に挑戦します。

2014年はシェイクスピアの誕生450年にあたります。

そのシェイクスピアの中でも数多く上演されてきたこの作品は若者貴族の4人の恋愛喜劇で・・・・・シニア劇団で若者の恋愛劇???

いいんです!恋愛に年齢は関係ありません。

真冬に真夏の夜の夢???いいんです!

芝居に季節は関係ありません。芝居とは想像力で見るものなんです。

 

「皆様方のお目がもし、お気に召さずはただの夢を、見たと思ってお許しを」

「つたない芝居でありますが、皆様方が多目に見、お叱りなくば私たちも、はげみますゆえ、皆様も、見守ってやってくださいまし」

(真夏の夜の夢より)

 

制作 佐藤尚子(青年劇場)

 

シェイクスピアをやるなら、何の役をやりたい?・・女優陣の飲み会で話題になると、これは盛り上がります。ジュリエットもオフィーリアもコーディリアもやらずにこの歳になってしまった!口々にお姫様役を叫びながら大爆笑!半分は本気なんですが・・「燦」に入れてもらってジュリエットでもねらってみるか。ご来場のみなさまも仲間にはいりませんか。足利にはこんなに楽しい劇団があるのですから。

「真夏の夜の夢」には恋する者たちがたくさん出て来ます。4人の恋人たち、恋ゆえに戦争をはじめた公爵、ロバに恋する妖精の女王。劇中劇ではロミオとジュリエットよろしく恋の悲劇が演じられます。レパートリー選びに行き詰まったあげく、「恋」ゆえの大騒ぎというこの作品に決めてしまった。大丈夫か俳優たち!恋のドキドキ感をなんとか思いだすんだ!ついでにセリフも思いだして!

こんな真冬にご来場の皆様、一夜の夢を楽しんでいただけたら幸いです!

 

足利市民プラザ付属シニア劇団「燦」代表 髙久保勲

 

本日は足利市民プラザシニア劇団「燦」第2回定期公演にお出かけ頂きありがとうございます。昨年の旗揚げ公演「帰心」(高橋正圀 作)上演に際しましては、1400名ものお客様にご来場いただき、多くの方々と感動を分かち合うことができましたことを厚くお礼申し上げます。県内初の公共ホール付属劇団としての自覚をもち、中高年世代の生き甲斐づくりや賑わいあるまちづくり、地域の文化芸術活動の活性化に少しでもお役に立ちたいという目的で活動しております。

さて、本日の公演は、シェイクスピアの円熟した喜劇として有名な「真夏の夜の夢」に挑戦します。演出家の厳しい注文に四苦八苦、仕事や家事をやりくりしながらの猛稽古、さて実を結んだことやら・・。

では、まもなく開幕です。どうぞごゆっくりお楽しみください。